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Practice · 第二章

実務の
構造。

Senshu-A は、伝統的日本建築の空間的思考を、現代のクライアントに応える高性能建築へと翻訳する統合設計事務所である。サイト分析から施工監理まで、41 名のスタジオが一つの屋根の下で 217 の竣工作品を動かしてきた。

On the practice

Senshu-A は、独立した三つの専門領域 — 建築、都市設計、インテリア — を一つの契約責任のもとに束ねることで、外部コンサルタント間における典型的な三〜六週間の引き継ぎ遅延を排除する。共同創業者の千寿浩隆、森愛子、ダニエル・パークは 2009 年に千駄木にて事務所を立ち上げ、以後 16 年間にわたりパートナーシップ体制を維持している。本ページでは、その実務体制の輪郭を順に示す。

— Senshu-A Architecture Studio K.K., Tokyo

三名の創業者。

共同創業以来、パートナーシップの継続率は 100% を維持している。各パートナーが専門領域を分掌しつつ、全案件の契約責任者として連帯する体制を取る。

  1. 01
    千寿浩隆のポートレート

    Founding Partner · 代表取締役

    千寿 浩隆Hirotaka Senshu

    東京藝術大学 大学院 建築学修士 (2001)。一級建築士。日本建築学会 (JIA) 会員。2009 年 Senshu-A 設立以前は、妹島和世建築設計事務所、および米国事務所 Office of Charles Rose にて勤務。川上市民図書館 (2023) をはじめとする公共建築群の総合設計責任者を務める。

    Focus — 公共建築 / 図書館 / 修道建築

  2. 02
    森愛子のポートレート

    Partner · 都市設計統括

    森 愛子Aiko Mori

    横浜国立大学 都市科学科卒業、首都大学東京 都市環境学修士。認定都市計画士。APEC アーキテクト登録。都市設計と建築設計の境界における実務統合を主導し、再開発・公有地利活用案件の地区計画段階で開発事業者・行政との折衝を担う。

    Focus — 都市設計 / 地区計画 / 公有地利活用

  3. 03
    ダニエル・パークのポートレート

    Partner · AIA, 国際連携・施工監理

    ダニエル・パークDaniel Park, AIA

    University of California, Berkeley M.Arch (1998)。米国建築家協会 (AIA) 会員。APEC アーキテクト登録。2009 年の共同創業以前、Skidmore, Owings & Merrill (San Francisco) にて 11 年勤務。本スタジオでは、海外設計事務所との設計JV 施工監理、およびCASBEE 認証実務を統括する。

    Focus — 国際JV / 施工監理 / CASBEE・BCP 認証

41名の構成。

2025 年 11 月現在のスタッフ構成。設計・監理・都市設計・インテリア・事務を同一オフィス内に抱え、案件ごとにチームを編成する。

9 partners

共同経営者・契約責任者

22 architects

設計・監理 / 一級 17名・二級 5名

4 urban designers

都市計画・地区デザイン担当

3 interior designers

内裝設計・素材選定

加えて 3 名の事務管理者 (administrative leads) が、官公庁協議・契約管理・予算管理を担う。

資格と継続性。

公共発注・J-REIT 評価の場面で参照される、事務所の中核的な資格指標。

  1. i.

    17名の一級建築士

    事務所スタッフ 41 名のうち 17 名が一級建築士の国家資格を保有。残りは二級建築士・意匠設計・BIM マネージャ等で構成される。

  2. ii.

    4名の認定都市計画士

    公益財団法人都市計画協会認定の都市計画士を 4 名配置。地区計画・公有地利活用案件の協議段階から参画可能。

  3. iii.

    6名の APEC アーキテクト登録

    APEC Architect 登録者 6 名 — 環太平洋経済協力体における建築家資格の相互承認に基づき、海外設計JV 案件の設計監理を担える体制。

  4. iv.

    シニア層の平均勤続 9.4 年 / パートナー定着率 100%

    主任設計者 (senior project architect) クラスの平均勤続年数は 9.4 年。2018 年の再編以降、パートナー層 (9 名) の離脱は 0 名。これは長期プロジェクトにおける設計責任の継続性を担保する、事務所の構造的な特徴である。

所属と受賞。

事務所が所属する職能団体・署名した誓約・外部から与えられた評価の記録。

  • 2009 —

    日本建築学会 (JIA) 会員

    共同創業者三名を含むパートナー9名が日本建築学会の正会員として登録。JIA が主催する継続教育 (CPD) プログラムに事務所単位で参加。

  • 2020 —

    Japan Architects Climate Pledge 署名事務所

    2020 年制定の「日本建築家による気候変動誓約」に署名済み事務所。設計段階から CASBEE 評価を全案件で実施する社内規程を定めている。

  • 2023

    JIA 新人賞 — 川上市民図書館

    延床面積 2,140 ㎡、2023 年 3 月開館。日本建築家協会 (JIA) 新人賞 2023 を受賞。同賞は 40 歳以下の新進建築家に与えられる。

  • 2022

    SD Review グランプリ — 川上市民図書館

    建築思潮 SD Review 2022 グランプリ。審査員は伊東豊雄妹島和世他。過去 14 件 (2020〜2024) において Japan ArchitectDomusArchDaily 等の媒体に作品が掲載された。